2012年3月:東北⑮「東北本線・各駅停車の旅(仙石線 石巻駅~矢本駅~仙台駅)」
あおば通駅から仙台駅をへて石巻駅を結ぶ仙石線は、海沿いを走る区間が多く、津波によって大きな被害を受けました。
2012年3月の時点では、あおば通駅~仙台駅~高城町駅は通常運転、陸前小野駅~矢本駅~石巻駅の間は、電車の設備が壊れてしまったため、気動車(ディーゼルカー)での暫定復旧となり、矢本駅から松島海岸駅の間に代行バスが走っていました。
列車は矢本駅の先、陸前小野駅までいきますが、仙台方面の代行バスは矢本駅から出発です。
架線が張ってありますが、やってきたのはディーゼルカーです。
災害対応を考えると、電気が無くても燃料があれば走るディーゼルカーの存在は心強いですね。
駅名標にもキャラクター。
ブレブレで申し訳ありません。復旧区間をグングン走り抜けます。
矢本駅で代行バスに乗り換え。写真はありません。
★代行バスの記事
https://news.mynavi.jp/article/20110717-a003/
https://www.lib-city-hm.jp/lib/009ICTkeitai/27kotu/2704JRsennsekisen.daikoubus.pdf
代行バスの区間も、可能な限り駅があった場所をたどりながら、進みます。
通れない個所もあるので、そのたびに迂回します。日も沈んできます。
暗闇の中、壊れた窓からカーテンが風になびく姿は、いまでもはっきりと記憶に残っています。
松島海岸駅からは復旧済みです。代行バスがここからなのは恐らく駅前に広いバス乗り場を確保できるかだと思われます。
矢本駅も同様の理由と思われ、結節点として機能できる駅前広場やターミナルの存在がとても重要です。
仙台駅につきました。