【大型二種体験記:技能⑫】修了検定のみきわめ

「みきわめ」って不思議な言葉ですよね。ということで、第一段階の「みきわめ」です。

第1段階ラストの先生は、指導が的確過ぎる僧侶先生です。

最初に、修了検定のやり方を説明してくださいます。
行先は検定員が言う、あとは自分で判断して、頑張ってください。と。

そんな前提で、教習スタート。ところが、いつも以上に、場内が混雑しています。
先生によると、11月に入ってから普通車の教習生が増えてきているとのこと。
バスは動きにくい時があるので、無理をせず、相手が通り過ぎるのをしっかり待つように、との指導です。
途中で、私の状況判断が甘く、何度か「そのまま行くと、相手にブレーキを踏ませるからダメ。もうちょっと待ちましょう」とご指導をいただきました。

そして、S字。キョロキョロしている私に先生が「いま、どこを見ながら走ってます?」と質問。
「左のアンダーミラーとサイドミラーでタイヤの位置を見ながら、右のミラーでタイヤの位置を・・・」と答えると、
「左は、サイドミラーがポールに当たらないようにだけ見てたらOK。ミラーが当たらなければ、絶対にタイヤは接触しないから」とのアドバイス。
たしかに、物理的に左ミラーの遥か後ろに前輪があるので、ミラーが当たらなければ、S字カーブのポールにタイヤが当たったり、縁石を踏むことは絶対にありません。いらん所をみると、注意力も落ちるし疲れるし、ということで、ポイントを押さえた確認をするようにとの指導でした。

今までも、「サイドミラーを見て、ポールに宛てたらだめ」とは言われてきたのですが、「左サイドミラーがポールに当たらなければ、ボディとタイヤは絶対に当たらない」という当たり前のことを教えてくれたのは初めてのような気がします。
こういうところが、僧侶先生が的確だなとおもう部分ですね。

そして、いつもの左カーブ。ここは反対側に路端停車と障害物があるので、無意識に左に寄ってしまいます。
今回も、つい反対車線の大渋滞に気を取られてしまい、ちょっと左後輪のサイドを縁石でこすってしまいました。

先生曰く「われわれは、何もまずいことをしてないのだから、堂々と通過してください!」。
そう、教習所の中にいると「大型車で、でかくてすみません。はみ出してごめんなさい」という謙虚なコロロになりがちなのですが(笑)、それはそれとして、行くべき時は行くべき場所を行く、というのも大事だということのようです。

ひとしきり走って、発着点に戻ります。

先生からは「特に問題はないので、修了検定の日程を確定しましょう」

ということで、最短2日後、火曜日の修了検定が決定しました。

いや、これ、ここまでストレートで来ちゃってるんだけど、本当に大丈夫なん?やばくない?!

 

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